2025.07.01
留学中の横溝博士より米国ペンシルバニア大から留学便りが届きました!
留学先のUniversity of Pennsylvania School of Veterinary Medicine
研究成果をIFFS World Congress 2025で発表した際の表彰式
ペンシルベニア大学はアメリカ東海岸のペンシルベニア州フィラデルフィアに位置し、Ivy leagueの1つとして数えられる伝統的な大学です。自身の研究分野である生命科学領域だけでなく、ビジネススクールやロースクールも全国的に有名であり、アメリカでトップクラスに位置しています。私の留学先であるDepartment of Biomedical Sciences, University of Pennsylvania School of Veterinary MedicineのSasaki Labでは、ヒトiPS細胞を用いた雄性生殖細胞発生に関する研究やヒトiPS細胞を用いた副腎発生に関する研究が行われており、私はヒトiPS細胞から精子形成を目指すことを目標に研究に取り組んでおります。また、全米2番目の規模を有するフィラデルフィア小児病院との共同研究にも参加しており、妊孕性温存治療目的に精巣の一部を摘出・保存する患者さんから研究目的に提供された精巣検体を用いた研究に取り組んでおります。男性不妊症で悩む患者さんや、妊孕性温存を行う患者さんに対して、将来の可能性を提供できるよう、研究に取り組んで行きたいと考えています。
(横溝 陵)