2020/06/05

kiyozumi-science.jpg   淨住助教らの論文がScienceに掲載されました。
淨住助教(左)& 伊川教授(右)

自分がこれまでやってきた細胞外マトリックス研究のバックグラウンドと、遺伝子機能解析分野の受精研究の技術・蓄積がうまくかみ合って研究を大きく進められることが出来て、とても嬉しいです。精巣で発現する細胞外マトリックス様因子NELL2をノックアウトすると、精巣ではなく精巣上体に異常が出るのを発見したときは興奮しました。当初はまったく想定していない成果にたどりつきましたが、その成果の基盤となる一つ一つの実験系や遺伝子改変マウス作製は、遺伝子機能解析分野、NPO発生工学研究会、感染動物実験施設の皆さんのご協力があって初めてなしえたことだと改めて思います。これからいっそう精進して、分野、NPO、動物施設、そして微研や科学コミュニティへさらに貢献していけるようがんばります!
(By淨住)

NELL2-mediated lumicrine signaling through OVCH2 is required for male fertility.
https://science.sciencemag.org/content/368/6495/1132