遺伝子組換え動物作製支援 Transgenic Animals

遺伝子組換え動物作製支援について

遺伝子機能解析分野ではNPO法人発生工学研究会と協力し、ノックアウト (KO)やトランスジェニック(TG) マウスの作製支援を行っています。
詳しくは、NPO法人発生工学研究会のホームページをご覧ください。

組み換えDNA実験承認リスト

承認番号 承認年月日 承認者 課題名 備考
922 平成7年10月26日 大阪大学総長 金森 順次郎 トランスジェニックマウスを用いた哺乳類遺伝子の発現機構 平成12年6月30日終了
1184 平成10年12月2日 大阪大学総長 岸本 忠三 受精・発生や遺伝子疾患に関する遺伝子群のクローニングとその構造・機能および遺伝子発現調節に関する研究 平成15年6月30日終了
1877 平成15年7月17日 大阪大学総長 岸本 忠三 受精・発生や遺伝子疾患に関与する遺伝子群のクローニングとその構造・機能および遺伝子発現調節に関する研究 平成20年6月30日終了
1941 平成16年1月5日 大阪大学総長 宮原 秀夫
(大臣確認実験/文部科学大臣 河村 健夫)
ヒトの麻疹ウイルスレセプター、CD46、CD150遺伝子導入動物の作製 平成21年3月31日終了
2040 平成16年6月9日 大阪大学総長 宮原 秀夫 遺伝子疾患に関与する遺伝子群の発現調節及びその機能解析のためのトランスジェニックラット作製支援 平成20年4月16日中止
2055 平成16年8月13日 大阪大学総長 宮原 秀夫 レンチウイルスベクターを用いた幹細胞全能性の研究と遺伝子操作動物の作製 平成20年4月16日中止
2221 平成17年12月5日 大阪大学総長 宮原 秀夫 アデノウイルスベクターを用いた幹細胞全能性の研究と遺伝子操作動物の作製 平成20年4月16日中止
2589 平成20年3月12日 大阪大学総長 宮原 秀夫 受精・発生や遺伝子疾患に関与する遺伝子群のクローニングとその構造・機能および遺伝子発現調節に関する研究 平成25年6月30日終了
3514-1 平成25年7月1日 大阪大学総長 平野 俊夫 受精・発生や遺伝子疾患に関与する遺伝子群のクローニングとその構造・機能および遺伝子発現調節に関する研究 平成30年6月30日終了
3671 平成26年1月30日 大阪大学総長 平野 俊夫 各種動物のリプログラミング初期化幹細胞を用いた高度遺伝子機能の解析に関する研究 平成31年1月31日終了
(遺)04395 平成30年9月28日 大阪大学総長 西尾 章治郎 受精・発生や遺伝子疾患に関連する遺伝子群のクローニングとその構造・機能および遺伝子発現制御に関する研究 継続中
(遺)04413 平成30年11月30日 大阪大学総長 西尾 章治郎 各種動物のiPS細胞を用いた高度遺伝子機能の解析に関する研究 継続中
承認番号 承認年月日 承認者 課題名 備考
1671 平成13年12月12日 大阪大学総長 岸本 忠三 遺伝子疾患に関与する遺伝子群の発現調節及びその機能解析のためのトランスジェニックマウス作製支援 平成18年11月30日終了
1673 平成13年12月12日 大阪大学総長 岸本 忠三 遺伝子疾患に関与する遺伝子群の発現調節及びその機能解析のためのノックアウトマウス作製支援 平成18年11月31日終了
2360 平成18年9月22日 大阪大学総長 宮原 秀夫 遺伝子疾患に関与する遺伝子群の発現調節及びその機能解析のためのトランスジェニックマウス・ラット作製支援 平成23年11月31日終了
2361 平成18年9月22日 大阪大学総長 宮原 秀夫 遺伝子疾患に関与する遺伝子群の発現調節及びその機能解析のためのノックアウトマウス・ラット作製支援 平成23年11月31日終了
3286 平成23年12月1日 大阪大学総長 平野 俊夫 遺伝子疾患に関与する遺伝子群の発現調節及びその機能解析のためのトランスジェニック/ノックアウトマウス・ラット作製支援 平成28年9月30日終了
4111 平成28年10月1日 大阪大学総長 西尾 章治郎 遺伝子疾患に関与する遺伝子群の発現調節及びその機能解析のためのトランスジェニック/ノックアウトマウス・ラット作製支援 継続中

※ 現在行っている遺伝子改変動物作製支援は、承認番号4111により実施しています。

遺伝子トラップについて

1.原理

外部から導入された遺伝子が宿主ゲノムに組み込まれる際に、内在性遺伝子座に挿入されると、その遺伝子が破壊されることを利用する(図1)。破壊された遺伝子は、RACE法やLAM-PCR法によって同定するが、RACE法ではおおよその位置しか特定できないのに対して、LAM-PCR法では1塩基レベルで挿入位置が特定できる(図2)。

【図1】

【図1】(A)プロモータートラップ;発現している内在性遺伝子のプロモーターの下流に挿入された場合にのみレポーター遺伝子(X)が転写される。(B)ポリAトラップ;内在性遺伝子のポリA付加シグナルの前に挿入された場合のみレポーター遺伝子(X)が発現する。いずれの場合も薬剤耐性遺伝子やGFP蛍光遺伝子をレポーターとして用いることにより選択する。

【図2】

【図2】(A)ポリAトラップでは、レポーター遺伝子の後にトラップした遺伝子のエクソンが繋がったキメラmRNAが作られる。それを基に3'-RACEすることにより、破壊された遺伝子を同定する。ただしベクターが挿入されたイントロンは分かるが、塩基レベルでの同定は困難である。(B)LAM-PCR法ではリンカー配列とベクター配列の間で増幅した産物をシーケンスできるので、挿入位置を1塩基レベルで特定できる。

2.レンチウイルスベクターを用いた遺伝子トラップ

我々はポリA遺伝子トラップカセットを挿入したレンチウイルスベクターを用いることでランダム遺伝子破壊したマウスを作製している。これまでに200系統を超えるマウスと1000系統近いES細胞株を樹立しており、破壊遺伝子を同定すると同時にCARD 理研BRC などの公的バイオリソースセンターを通じて分与開始している。

LT-OPGシリーズ LT-OCGシリーズ
LT-OPGシリーズ;PGKプロモーターで発現するEGFPを基に選択して作製した遺伝子破壊マウス
LT-OCGシリーズ;CAGプロモーターで発現するEGFPを基に選択して作製した遺伝子破壊マウス

詳細については直接、伊川正人までお問い合わせください。