嶋田助教らの論文がPNASに掲載されました。
伊川研に来てから最初に手をつけたARMC12の研究内容をついに発表することができました。
この間5年という長い時間がかかってしまいました。この5年間は手探りで実験をすることが多かったですが,
今後は今までの経験を糧にして必要な実験を早く終わらせて,より深い解析ができるようになりたいです。
この論文には共著者のSoojinさんが主に解析したTBC1D21についても触れられています。
精子ミトコンドリア鞘形成の最終盤にARMC12とTBC1D21が大きな役割を果たしていることを明らかにできましたが,
他にもどのような要素が関わっているかを今後明らかにしていき,この分野については誰にも負けない研究者になろうと思います!
この研究に直接的または間接的に関わっていただいた共著者の皆様,遺伝子機能解析分野,発生工学研究会,動物施設のみなさま,ありがとうございました。
(By嶋田)
https://www.pnas.org/content/118/6/e2018355118
Proc Natl Acad Sci U S A. 2021 Feb 9;118(6):e2018355118.
朝日新聞デジタル
精子の運動にかかわる遺伝子発見 男性不妊の解明に一歩