2025/8/05

【留学便り】留学中の大浦特任研究員より米国UT Southwesternから留学便りが届きました!

写真1: ラボBBQにて、Jun Wu博士と

写真2: BBQばかりですが、テキサスといえばのThe肉

私はテキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターにおいてJun Wu博士と共に、ヒト多能性幹細胞から幹細胞由来胚モデル(stem cell–based embryo models)を作製し、それを用いて着床後初期における発生のしくみを研究しています。アクセスが難しい着床後の発生段階において、胚体外組織の形成や胚体との相互作用、胚軸の確立など、ヒト特有の発生現象を再現・解析することを目指しています。最近は、幹細胞や生体でミトコンドリアをいじるのにもハマっています。Jun博士は、幹細胞を用いた発生工学研究の第一線で活躍し、特に、人工胚作製やキメラ研究では、草分け的存在として研究分野を開拓している研究者です。研究室には、アメリカや中国を初めとして世界各国から優秀なメンバーが集まっており、また、研究所では、ノーベル賞受賞者などによる記念シンポジウムや年に一度の部門全体でのプログレスレポート、毎週のように学内外の研究者によるセミナーが開催されるなど、本当に刺激の絶えない日々を送っています。

(By 大浦 聖矢)