2025/8/08

独立便り:嶋田博士@酪農学園大

4月よりPIとなった嶋田博士より酪農学園大から独立便りが届きました!

2025年4月より伊川研から独立して酪農学園大学のPI(准教授)となりました嶋田圭祐です。

独立して約4か月が経過しましたので独立便りを寄稿したいと思います。まだ赴任して間もなく,ほとんど研究をおこなえていない状態ですので,私が所属することになりました酪農学園大学についてお話をさせていただきたいと思います。
酪農学園大学は札幌市の東に隣接する江別市にある私立大学です。江別市の南にはエスコンフィールド北海道のある北広島市が隣接しており,札幌にもエスコンフィールドにもアクセスがいい立地にあります。私は20年来のファイターズファンなのでこの立地にはとても満足しています(この記事を書いている前日にもプロ野球を見に行ってました)。酪農学園大学周辺には原生林が存在し,広大な自然の中に存在する大学と言えます。また大学名にある通り,酪農に関する教育が盛んで,キャンパス内に入ると牛が放牧されているところを見ることも珍しくありません。
私は酪農学園大学の獣医学群 獣医学類に属する疾患モデル学ユニットのPIとして赴任することになりました。獣医学類には1学年約150名の学生が入学します。彼らは6年後の獣医師国家試験に合格して獣医師となるため,密度の濃い学びを経験することになります。
私が所属している疾患モデル学ユニットは基礎系のラボなので,いわゆる動物のお医者さんになるための授業はしていませんが,実験動物学はやはり獣医師としても重要な学問となります。現時点では授業の準備(生物学,免疫学,実験動物学)とラボの整理だけで全く実験ができるような状況ではないですが,近いうちにこの新天地でも研究ができる状況を作り上げて,たくさんの論文を執筆できる環境を築きあげたいと思っています!
伊川研から引き継いでいるプロジェクトもありますので,まずはこれらを形にしていくことを目標として,余裕が出てきたら自分オリジナルの独創的な研究ができるような体制を整えていきたいと思います。今後とも生殖に関する研究を続けていくつもりですので,学会等でお会いしました時にはどうぞよろしくお願いいたします。

嶋田圭祐